診療内容

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小児泌尿器科

包茎・亀頭包皮炎

おちんちんのトラブルは、どうしても知識がないため、保護者の方が心配し受診されることが多いです。赤く腫れて痛い、先から膿がでている、包皮内に白い塊が浮き出ている等が多いです。包皮内で炎症を起こすため、症状がでてきます。ほとんどが軟膏塗布で改善はしますが、改善後に包皮をしっかりと翻転し、清潔に保つ必要があります。包皮口が狭い場合にはステロイド軟膏を使用し皮膚を柔らかくして翻転できるようにすることもあります。どうしても翻転できないときは、包皮と亀頭が癒着していることが多く外科的処置が必要なこともあります。

夜尿症

夜尿症(おねしょ)とは、夜間寝ている間に無意識のうちに排尿してしまう状態を言います。5歳児の夜尿症の頻度は15%で、自然消失率が毎年15%と報告されています。小学校2年生だと、9%位に減少します。多くは自然に治っていくことが多く、また夜尿が身体に悪影響を及ぼすものでないことから放置されることが多いようですが、子どもさんが夜尿症のために学校行事に参加できなかったり、自分に自信をなくしたりして、心理面・社会面・生活面に様々な影響を与えることがあります。なるべく早く治療を行い、少しでも早く治してあげることが必要です。生活指導だけでなく、積極的治療を希望される場合は、抗利尿ホルモン内服もしくは夜尿アラーム使用を検討していきます。